補聴器をつけるようなってから、ランニングのときの自分の足音がやけに聞こえるようになったんですよ。
音も立てずに軽やかに走っていると思っていたものだから、あれ?こんなにバタバタ走っていたのかって。
でも、レースに出たときに周りのランナーの足音もすごく聞こえてきた。
ああ、ランニングってこんなに足音がしていたんだと。発見でしたね。
それと、レース前のざわめきも。そういえばこんなだったと、思い出した。
昔、河口湖マラソンに出たときに、あのざわめきでいよいよスタートが近づいてきたって高揚感があってね。
本当にワクワクしたのを、思い出したんです。
渓流釣りでも、音はすごく重要ですよ。崖から落ちてくる石の音や動物の鳴き声、何かあったときに仲間に知らせる笛の音。
危険を察知するためには、音に敏感にならないといけないんです。